キューバ音楽魂 Alma de la musica cubana

キューバ 音楽をこよなく愛している、なかひーのブログです。
普段聴いているCDやレコードのことをメインに日常のことなども書いています。

カテゴリ: JAZZ

IMG_3610


皆さま、おはようございます。

早くも6月に入りました。今日は本格的に梅雨に入る前の最後の晴れ間でしょうか?

早く梅雨を通り越して、好きな夏が来てほしです。

さて、前回の続きで、やはりキューバ から米国に亡命した ARTURO SANDOVALというトランペッターのご紹介です。

彼の魅力は技量はもちろん凄いのですが、煌めくハイトーンかと思います。

やはり前回のパキートと同様、キューバ の国民的バンド、イラケレの出身です。今、思うとイラケレにはとても素晴らしいミュージシャンが大勢在籍していました。

この当時のイラケレを生で聴いていたら、音圧で即死していたかもしれません。

このアルバムはラテンというよりもソウルやオペラ歌手とのデュエットで、要は彼が一緒にやりたいヴォーカリストとやりたいアレンジで作ったといった感じなのかなと思います。

1曲目のSTEVIE WONDERのDon't You Worry About A Thingはなんと懐かしい、ディスコサウンド!

このアレンジがメチャメチャ、かっこいいのです。

やはりアーティストというのは、自分がやりたいことをやっている時が一番生き生きとしている。

もちろん彼の超絶ハイトーンも十分に堪能できます。

どのジャンルの曲でも自分の持ち味を確実に出せるというのは、相当技量がないと成せる技ではありません。

アルバムの最後はやはりラテンで締める。

同じくキューバ を故郷にもつ、CELIA CRUZとのデュエット、QUIMBARAはやはり血が騒いだのでしょう。
(動画のQUIMBARAはかなり楽しいし、ARTURO のソロは短いですがとても情熱的です。)

とても暑い演奏です。

早く暑い夏が来ないかな。

それでは今日も良い1日をお過ごしください。 
    このエントリーをはてなブックマークに追加

IMG_3603

皆さま、おはようございます!

今日も朝から快晴!仕事でバテバテでしたが、朝、散歩をしたら気分がスッキリしました。

洗濯物も干せて嬉しいですね。

さて今朝はラテンジャズのお話です。

前述のニューヨークの話しの続きになりますが、今回、ご紹介させていただく、Paquito D' Rieveraに僕はお会いしたことがあります。

NYに着いて2日目のこと、近所をぶらついていると、ブルーノート(日本の青山にあるブルーノート東京の本店ですね。)の看板にコンガ奏者のレイ・バレットが今晩出演するという、いきなり一大発見をしました。

NYサルサがお好きな方でしたらご存知の方かと思いますが、もうそれはそれは著名な方で、これは絶対聴かねば!!と思い、少ないお小遣いを握りしめて、その夜、一目散で聴きに行ったわけです。

ところが僕が魅了したのは、対バンのパキートというキューバ出身のSAX奏者のグループでした。

(パキートがキューバ 出身でなおかつ、あのキューバ で偉大なイラケレというグループのサックス奏者だと知ったのは、お恥ずかしながらその後のことです。)

とにかくこんな美しく、甘く、ときには情熱的なSAXの音色は聴いたことがありませんでした。

キューバ から米国に亡命したパキートは当時まだ、永住権を取得していなかったそうです。

とにかく真冬なのに玉のような汗を額にかきながら、魂をSAXに吹き込む姿に僕はいたく感動を覚えました。

今回ご紹介させていただくアルバムは、もう廃盤になってるらしいのですが、もう一人の元イラケレのメンバーで 、やはり米国に亡命したトランペッターARTURO SANDOVALをフューチャーした、彼の代表作品です。

僕の好きなパーカショニスト、ジョバニ・イダルコや、やはりキューバ 出身のピアニスト、ダニエロ・ペレスがガッチリ脇を固めています。

とにかくパキートのSAXは技術も素晴らしいと思うのですが、やはり音楽に注ぎこむ情熱が僕の心をとにかく打ち続きます。

コロナ禍な今でもご存命でSAXを吹き続けていらっしゃることを僕は嬉しく思います。

次回もラテンジャズのお話となります。
それでは皆さま、良い日曜日をお過ごしくださいね。
   
    このエントリーをはてなブックマークに追加

IMG_3523

皆さまおはようございます。
今朝は快晴。でも風が冷たい朝です。

さて、今回はオランダ生まれで現在フランスを活動の拠点としている、バイオリン奏者、LINE KRUSEという方の新譜です。
えっ!このブログはキューバ 音楽を紹介するブログではないの?って思われる方も多いかと思いますが、しっかりとキューバ の要素も詰まっていますよ。

彼女が「キューバ にインスピレーションを受けた」との思いで、全てキューバ で録音されています。

特筆すべきは、この録音を支えているキューバ 人ミュージシャン達の演奏です。
特に素晴らしいのが、今の先端を走るHarold Lopez-Nussa Trio。サウンドを聴くと誰もがこのトリオが核になっているのがおわかりになるかと思います。
そして、フルートのMaraca Valle。違和感なく美しい音色を吹き込んでいます。
他にもヴォーカルにDaymae Arocenaなども参加しています。

少し前は私自身、こういう作品はあまり理解ができなくて積極的に聴かなかったのですが、以前に書いた通り最近はバイオリンやストリングスにも興味が強く湧いてきていて、聴くことが多くなりました。

美しいストリングスアレンジに包まれたキューバ の世界。 

どうぞ耳を傾けてみてください。

それでは良い日曜日をお過ごしください。

   
    このエントリーをはてなブックマークに追加

 おはようございます。緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだコロナ禍であることは間違いなく、まだまだ私達の生活は抑制されことかと思います。そろそろストレスが爆発してしまうかもしれない方がいらしてもおかしくありません。そんな時はやはり僕は音楽を聴きます。気持ちが落ち着く1枚をご紹介させていただきます。日本を代表するとラテンヴォーカリスト言っても過言ではないでしょう、岸のりこさんのかなりジャジーな1枚です。ラテンは喧しいから苦手といった方にもお勧めできます。
  ほとんど曲がラテンがお好きな方でしたらご存知の曲ですが、アレンジがとってもジャジーなのです。
全曲のアレンジをピアニストのあびる竜太さんと岸のりこさんが担当されるいるようですが、とてもJAZZ好きな方にもとても楽しめる、心地良い感じ仕上がっています。Obseaion、Besame nuchoといったラテンの名曲が、違った形で息を吹き返し上質感を漂います。
 個人的にいいんなぁと思ったのが、JAZZの演奏家に良く取り上げられている My foolish Herartという曲を逆にラテン風アレンジされているのが、さりげなくて好きです。
 録音に参加されたミュージシャンの方々の演奏も、岸さんの歌に寄り添う感じで素敵です。
 このブログでは今後も日本のアーティストのアルバムも取り上げて行きますので、ひき続きお読みいただけたら嬉しいです。それでは今日も良い1日をお過ごしください。
(下記の動画は上記アルバムの録音メンバーとは異なりますが、かなりラテン色が濃い演奏となっておりますね。こうしたノリ良いライブもこなしてしまう岸さんのライブにぜひ足を運んでみてください。)
 
    このエントリーをはてなブックマークに追加

 自宅にいる時間が多くなりました。音楽を聴いたり、読書をしたりして過ごしていますがやはり、だんだん退屈になってきますね。皆さんはどのようにお過ごしですか?皆さまのお勧めの自宅での過ごし方を教えていただけたら嬉しいです。
 さて、今日のご紹介ですがJazzです。僕はもう20年くらい前ですが脳の疾患で1年半位、入退院を繰り返していた時期がありました。原因は未だに判明していないのですが・・・その時には好きなラテン音楽をあまり聴く気持ちにならず、Jazzばっかし聴く日々でした。そんな日々が長く続いたのですが、このアルバムの出会いは衝撃的でした。Charlie Hadenというベーシストのリーダーアルバムですが、Gonzalo Rubalcabaというキューバ 人ピアニストの演奏が特に素晴らしく、自然と涙が溢れ出たのを鮮明に覚えています。このアルバムは全編、キューバ の情景をモチーフにしたアルバムですので、当時の自分は我に帰ったように、それからまたキューバ 音楽を聴き始めるのでした。アルバムの最後を飾るのはボレロ・フィーリンの名曲、Contigo en la Distancia。今、聴いてもグッと気持ちが引き締められます。
 僕はこうして音楽から命まで救われました。次回も僕の命を救ってくれた1曲について書きますね。
fullsizeoutput_47c
 
    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ