今日は梅雨の谷間とでもしましょうか、晴れ間が覗いていて朝は気持ちのいい気候です。
 前回はRUMBAについて触れましたが、やはりキューバ音楽において重要な位置付けにある、SONというジャンルについても触れなくてはなりませんね。これも学術的な定義などは今後追い追い少しずつ触れていくことにしまして、今日は僕にとっては大事なある一人のミュージシャンについて書きたいと思います。以前にも触れましたが日本においてキューバ音楽を認知させて有名な映画、ブエナビスタソシアルクラブにも出演していたCOMPAY SEGUNDOという歌手です。あの映画に出演した時にはおそらく90歳にはなっていたのでしょうか?ピンと伸びた背筋、そして魅力ある低音のヴォイスが印象深く僕は映画を一目みて憧れるようになりました。パナマ帽と葉巻がトレードマーク。もう老後が近くなってきた僕にとってはこんなご老体でいたいという憧れ像であります。
 このアルバムは日本来日を記念して作成されたアルバムなのでしょうか。来日時は93歳だったそうです。La Negla Tomasa(日本ではBilongoとも題されている曲ですね。)やGuantanameraと言った馴染み深い曲も収録されております。僕はTe doy la vida(人生を君に)という素朴ながらも哀愁がある曲が気に入って良く聴いています。
 SALSAのような煌びやかさは余りありませんが、SONという音楽はキューバの人の生活に密着された、それはそれは素晴らしい音楽です。今後も折にふれて書いたゆきたいと思います。

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